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# 234 Let’s the World Shine

約1分
# 234 Let’s the World Shine

Let’s the World Shine

アーティスト情報

saki
【経歴】
 1997 神奈川県横浜市出身
2017 武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科 入学
2021 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2023 武蔵野美術大学大学大造形研究科修士課程美術専攻油絵コース 修了
【個展歴・グループ展歴・活動】
 【受賞】
2021 武蔵野美術大学卒業制作 優秀賞・三雲祥之助賞(総代)
2023 武蔵野美術大学修了制作 研究室賞

【展示】
2019 アートとの遭遇展/鳥取県立博物館
2021 武蔵野美術大学 卒業・修了制作 優秀作品展 / 武蔵野美術大学美術館
2021 世界絵画大賞展 / 東京都美術館
2021 神奈川県美術展 / 神奈川県民ホール
2021 やないづまちなかアートプロジェクト 作品寄贈 / 斎藤清美術館
2021 未来展 2021 -日動画廊美術大学学生支援プログラム- / 日動画廊
2022 第 25 回 岡本太郎現代芸術賞展 / 川崎市立岡本太郎美術館
2022 第 57 回 日動画廊 昭和会展 / 日動画廊
2023 FLOWERS OF CONTEMPORARY ART / Sansiao gallery

【活動】
2020 サンドーレ三鷹台店 シャッターアート制作
他、大学の課外活動「旅するムサビ」等を通して日本の各地に行き、公開制作や美術教育に関する活動を行う
【プロフェール文章】
 【作品コンセプト】
油彩で主に植物をモチーフとし、現実と幻想を行き来するような心象風景を描きます。生活や旅をする中で出会ったモチーフを画面内で構成し、そこに、作者である私自身の感情を投影することで、ひとつの内面世界をつくり出します。
日々あふれる喜びや悲しみなど、すべての感情の起伏を、美しいものとして肯定したい、という思いで、絵の中では、生命力を溜め込んだような形や質、湿度のある空間、仄暗い中にも希望を見出せるような光と色を大切にしています。
私は絵を通して、ある豊かさを届けたいと考えています。絵が他者の感情に語りかけ、今を生きる誰かにとって、僅かにでも救いとなれたらという思いがあります。

【生い立ち/STORY】
横浜市の近郊で生まれ育ちました。描くことは幼少期から好きでしたが、他にも、野外活動や工作に夢中になったり、児童向けの科学雑誌を読み漁ったりと、好奇心旺盛な子どもだったようです。
そこから大人になるにつれ、学校や家庭での人間関係や自分自身の性質に悩み、幼い頃の、世界に目を輝かせていた自分は消えていきました。誰しもが葛藤を抱える思春期ですが、私は例にもれずとても多感な時期を過ごし、一時は無気力で、どん底をさまようような精神状態でした。そんな状況で、高校は最低の成績で卒業しましたが、美術の点数だけは良かったという思い出があります。

転機は美術大学への入学でした。初めに進学したのは芸術文化学科というところで、実技や座学を含め、芸術全般を幅広く学べる場所でした。授業で初めて油絵の具を触り、その色合いや感触にやみつきになり、無我夢中で制作をします。そして取り憑かれるように絵を描きはじめ、3年次で油絵学科へと転科します。
はじめの頃は、石や木、繊維などの有機物をモチーフにしていましたが、ある日、学校の荒れた花壇に生えた枯れかけのチューリップがふと目に止まり、それからは様々な植物に、湧き起こる感情を託して描くようになりました。
卒業制作《這う》《知る》《漲る》では、思春期の葛藤や絶望を経て生きてきた自分自身をテーマに、F200号の三連作を描きました。
その後、大学院では、さらに複雑で広がりのある絵の空間を得ようと、鹿児島県の屋久島へ取材に行きます。そこで得た感覚をもとに、《地に飲まれて-Swallowed by the ground-》というタイトルで、3.6m×7mの大きな絵を描きました。

私の人生とって、絵は救いであり、ただひとつ光のような存在です。自分の絵があることと、それを通して人と繋がり、少しずつ道を開いていけることに、この上ない幸せを感じます。
今年で大学院を修了し、作家活動をはじめていきます。描くことは時に苦しく、抱えている課題は山積みですが、これからどんな絵を描いていけるかと思うと、力が漲ります。描ける環境と、それを支えてくださる全ての方々に感謝し、エネルギーを注ぎ込んでいきたいです。

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