SHIMOIE ANJU
下家杏樹
線に刻む、祖父の記憶
個展
Solo Exhibitions
- 2024 「Good bye my world」銀座蔦屋書店(東京)
- 2023 「歓迎の間」伊勢丹新宿店アートエディション(東京)
- 2022 「Meditation Room(瞑想の部屋)」銀座蔦屋書店(東京)
- 2021 「MUTATION」銀座蔦屋書店(東京)
- 2020 「だれにもナイショで展」NODA CONTEMPORARY(愛知)
- 2019 「Are you a bird?」納屋橋ギャラリーボックス(愛知)
グループ展
Group Exhibitions
- 2024 ART FAIR TOKYO / NODA CONTEMPORARY
- 2021 ART FAIR TOKYO / NODA CONTEMPORARY
Theme
制作テーマ
「線」で描くアート — 質感を持った線、えぐれた曲線、油絵の凹凸で強さを出す独自表現。
# 線
# 日本画的線描
# 伝統と現代
# 手の感触
# 女性作家
Philosophy
なぜ描くか
「描き手が心から楽しみながら描くこと」が一番大切。指先の脈の微動が線に乗り、それが大きな曲線を生む。「私が線を引くという事は生きていくという事」。
History
起源の物語
幼少期、彼女のそばには名古屋手書き友禅の伝統工芸士だった祖父がいた。「最初の下書きがとても大切」と言いながら、孫を竹藪に連れて行ってデッサンをした祖父。小学生の頃は週100ページのペースで漫画を描き、線を引く喜びにひたっていた。転機は突然訪れる。夕飯を買いに二人で外出した時、祖父は心筋梗塞で倒れそのまま亡くなった。彼女は当時描いていた漫画のほとんどを祖父の棺に入れた。それを境に漫画をやめ、本格的に絵を学ぶと決心する。再び方向が定まったのは大学3年。ロンドンに留学中の友人を訪ね、現代アートを巡る中で偶然鈴木春信の春画展に出くわす。日本画の線の美しさに、祖父の着物がよぎった。「線を強く出すアートを作らないといけない」— 帰国後すぐ、漫画のデフォルメの質感、海外にはないえぐれた曲線、油絵の凹凸を組み合わせる実験を始めた。祖父と引いた線が、回って戻ってきた瞬間だった。
Goal
描き手が心から楽しんで描くこと。線に書き手の生命が乗る作品を生み続けること。